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2011/01/09 07:25
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アシュケナジム (アシュケナージム、Ashkenazim [ˌaʃkəˈnazim], אשכנזים) ユダヤ系のディアスポラのうちドイツ語圏や東欧諸国などに定住した人々のこと。 ローマ帝国内に拡散していったユダヤ王国の滅亡によるディアスポラ後も、ユダヤ人のほとんどは地中海世界(のちのイスラム世界)に住んでいたという。 アルプス以北におけるユダヤ人の起源ははっきりしていない。 9世紀頃民衆が集団改宗した黒海北岸の ハザール汗国 の子孫だとする説などがありユダヤ人に起源がない可能性もある。 なお、8世紀から9世紀には北フランスにアシュケナージらしきユダヤ人の記録が見られるようになり商業の発達とともに、ライン地方やブリテンなどにも拡大していった。 当初は、ヨーロッパとイスラム世界とを結ぶ 交易商人 だったが、ヨーロッパ・イスラム間の直接交易が主流になったこと、ユダヤ人への迫害により長距離の旅が危険になったことから、定住商人へ、さらにはキリスト教徒が禁止されていた金融業へと移行したことも考えられる。 西欧にも定住したもののキリスト教による締め付けが厳しくない改宗を迫り、1290年にはイングランドから、1394年にはフランスから追放された。 15世紀になるとドイツ諸邦でも、神聖ローマ帝国や選挙侯、地方伯、辺境伯、ドイツ騎士団、大司教などに迫害や虐殺されたりした。 19世紀末から20世紀前後にロシアのポグロムやドイツのナチスの台頭によって、多くの人がアメリカ合衆国に逃げるように移住していった。 ヨーロッパに残った人々はホロコーストにより大半が死亡しており、アシュケナージの大部分は主にアメリカ合衆国かイスラエルに住んでいる。 PR |
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