ＩＨＩは医薬品製造事業に参入すると発表した。　

　主力の造船やプラント事業の需要が頭打ちとなっているため、医薬品製造事業を収益源の一つとしたい考えのようで、他社と合弁で４月に新型インフルエンザワクチン製造会社を設立し、２０１３年には年間３００万人分を製造するという。　

　新会社は資本金１５億円で、秋田市の新興企業「ＵＭＮファーマ」が50.25％、ＩＨＩが49.75％を出資する。

　ＩＨＩはＵＭＮに約５億円を出資し、同社への出資比率を3.8％から8.5％に引き上げる。　

　インフルエンザワクチンの製造は通常６か月程度かかるが、ＵＭＮは約２か月で作る技術を持ている。

　なお、ＩＨＩはこれまで、国内で２１０の医薬品製造施設を建設した実績がある。
　　　

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