2010/01/27 05:59
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日本製鋼所は26日、射出成型機を手掛ける名機製作所を子会社化すると発表した。 名機が2月15日に実施する5億2000万円の第三者割当増資を引き受け、出資比率を14.7%から50.9%に引き上げ、役員も派遣するという。 国内で射出成型機の需要回復が遅れており、日本製鋼所は名機を傘下に収めることで競争力を強化する。 両社は2008年に資本業務提携しており、ともに自動車向けを中心とする大型のプラスチック射出成型機を得意としている。 国内等では設備投資抑制を受けて販売不振が続いている。 日本製鋼所は成型機以外に鋳鍛鋼品なども手掛け経営は安定しているが、専業の名機は収益改善の遅れから10年3月期の連結営業損益は3期連続の赤字になる見通しという。 国内では自動車メーカーの設備投資再開時期が不透明なことから、事業再生には国内外で一定のシェアを持つ日本製鋼所の傘下入りが欠かせないと判断した模様だ。 今後は日本製鋼所が持つ電動式の成型技術と名機が得意とする特殊機の技術を融合させるなど共同開発を加速させ、生き残りを図るとしている。 PR |
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