アメリカン・インターナショナル・グループ（ＡＩＧ　保険　米）は、政府が注入した公的資金を返済するため

　　　　欧州生命保険部門を売却する計画

だが、同部門は７－９月（第３四半期）期に収入が前年同期比－87％となった。

　特に、英国部門が苦戦し、欧州生保部門の事業価値を押し下げている。

　ＡＩＧは昨年、英国内の主要事業プレミア・アクセス・ボンドを凍結したことにより欧州生保部門の７－９月期の保険料収入と準備金は

　　　　２億5600万ドル
　　　　　（前年同期　19億7000万ドル）

に急減した。

　ＡＩＧは昨年９月15日、プレミア・アクセス・ボンドの顧客がわずか３日間で、３カ月間かけて引き揚げる以上の投資資金を引き揚げたことから、同ファンドを凍結、翌日には米国政府による支援が発表された。

　顧客は投資資金の半分を取り戻したものの、全額保証は2012年まで待たなければならないとしており、信用を喪失しているようだ。 　
　　　

[0回]