欧州銀行監督機構（ＥＢＡ）はドイツの銀行に対し
　　　９月までの３カ月間で欧州債が急落
したことから前回10月に推定した
　　　資本増強額をさらに上回る増資
を求めた。

　ドイツ連邦金融監督庁（ＢａＦｉｎ）とドイツ連邦銀行（中央銀行）は８日に電子メールで声明を発表した。
　
　ドイツの銀行は９月末時点のデータに基づき
　　　狭義の中核的自己資本（コアＴｉｅｒ１）比率９％以上
を達成するため
　　　131億ユーロの資本
を調達する必要があると指摘した。
　
　なお、これはＥＢＡが10月に６月末のデータを使用して算出した
　　　推定増強額
を52億ユーロ上回る水準である。
　ＢａＦｉｎによると、ＥＢＡが健全性を審査した13行のうち資本増強が必要と判断されたのは６行だった。
　
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ひとこと
　金融機関が保有している国債の価値低下が起これば不良債権が増加し資本の構成が悪化するのは必然だ。日本のバブル後の金融機関の多くが淘汰され吸収合併等の波に飲まれた構図を考えればいい。
　　

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