欧州株式相場は原油価格の上昇に加え、住宅市場と製造業の経済統計が世界景気の減速を示唆したことが材料視されたため下落した。

　ダウ欧州株価指数は１－６月期に少なくとも1987年で最大の下げとなった。

　ガソリン等石油燃料の高騰の影響を受けやすい独スポーツ車メーカーのポルシェと、アイルランドの格安航空会社、ライアンエアー・ホールディングスが下落した。

　原油相場がバレル当たり142ドルを上回る水準で取引されたことが嫌気された。

　英住宅価格が前回リセッション（景気後退）以来で最大の下落となったのに加え、製造業生産の縮小が示されたことがきっかけとなりロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ（ＲＢＳ）も安くなった。また、スイスの大手銀、ＵＢＳも下落している。
　　　

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