2008/11/23 07:20
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オバマ米次期大統領の政権移行チームは、米国系自動車メーカーの プレパック型(一括準備型)破産 を同業界の資金繰り危機の解決策として検討していることが明らかになった。 プレパック型の破産では、自動車メーカーは破産申請する前につなぎ融資を確保するとともに債権者、従業員、納入業者の譲歩を取り付け、申請後の再建計画も準備するというもの。 この事情に詳しい関係者によると、移行チームは既に少なくとも1つの法律事務所に、同チームの経済政策作業グループ責任者のダニエル・タルーロ氏(ジョージタウン大学法科大学院教授)がプレパック型破産の仕組みについて協議するために連絡すると伝えたという。 通常の連邦破産法11条を申請し破産裁判所の下で再建を進める場合は2-5年かかるが、プレパック型ならば半年-1年で手続きを終えることも可能と見られ早期の産業再生が図られる見込みだ。 ただ、GMは早ければ年内にも手元資金が枯渇する恐れがあり、2009年半ばに資金が底をつくリスクはさらに高いと見られている。自動車メーカー3社のトップは今週の議会証言で、破産申請の案も検討したが却下したと語った。 議会は12月8日からの週に業界救済案について審議することが予定されている。 PR |
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