ギリシャ政府は24日、投資家が保有するギリシャ債の新発債への交換を正式提案した。
　
　なお、同政府が同国債保有者に債務交換を強制する
　　　集団行動条項（ＣＡＣ）
を発動すれば、想定元本
　　　32億ドル（約2600億円）相当
のギリシャ債を保証する
　　　クレジット・デフォルト・スワップ（ＣＤＳ）の決済
が発生する可能性がある。
　
　これまで民間債権者は額面の53.5％を減免することに合意している。
　
　国際スワップデリバティブ協会（ＩＳＤＡ）の規則によれば
　　　集団行動条項（ＣＡＣ）
が発動されるとＣＤＳの決済が起こるという。
　
　なお、米国証券保管振替機関（ＤＴＣＣ）によると、ギリシャ債を保証する
　　　ＣＤＳの残高
は17日時点で合計4263枚あるという。
　
　ギリシャ債1000万ドル相当を５年間保証するコストはＣＭＡによると現在
　　　前払い分720万ドル
と年間10万ドルとのこと。
　これは、この間のデフォルト（債務不履行）確率が93％であることを示唆しており問題が波及する可能性が高い感じだ。
　
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ひとこと
　信用市場が漣程度の影響であれば問題がないが、嵐に発展する可能性は．．．
　　　

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