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2007/02/27 19:43
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ラト専務理事(IMF)の講演( 26日) 場 所 ワシントン 要 件 ハーバード大学経営大学院同窓生を前に講演 (発言概要) 低金利の円で資金調達して高金利証券を購入する 円キャリー取引の利用増加 が世界の不均衡を悪化させる為替相場のミスアラインメントとして一段と定着しかねないとの見解を示した。 円下落により、日本の06年経常黒字の対GDP(国内総生産)比率が約4%に上昇したと述べ、資金フローが反転すれば、国や金融市場にリスクになると指摘した。 さらに、無秩序な世界的不均衡は「持続不可能」であり、是正されなければ市場の混乱や「景気の下振れ」につながる恐れがあるとの懸念を示した。 ただ。この問題に単純な解決策はないことを認めた上で、政府に対応を要請し、日本銀行は数年にわたるデフレ後の利上げについて注意深い姿勢が必要だと述べた。 さらに、リスクを見極めるための情報の収集を政府当局や中央銀行に促すとともに、不利益に気づいていない投資家や国との情報共有を奨励した。 円キャリー取引の影響がブラジルやトルコなどの国への資本流入という形で表れていると指摘した。 円キャリーに伴う資本が流入している国は、自国のマクロ経済的枠組みを慎重に見つめ、将来のある時点で資本フローが反転する可能性に備えるべきだとも述べた。 PR |
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