ラト専務理事（国際通貨基金　ＩＭＦ）の講演（ 26日）

　　　　場　　所　　北　京

　
（発言概要）

　中国の景気鎮静化に向けた金融引き締め措置は

　　　　　　為替レートの厳しい管理が続いていることで抑制されている

と指摘したうえで金融政策実行の余地を作るため中国が人民元相場を市場原理に委ねるべきである。
　経済運営において金融政策の役割強化を容認する必要があり、為替レートのより迅速な上昇を容認することは中国にとって得策であると信じていると述べた。

　中国最大の課題は、大きく依存している投資と輸出から消費に移行することで、景気の均衡を取り戻すことであることに異論はない。

　他にも、

　　　金融部門のさらなる改革と進展
　　　公共支出の見直し
　　　医療・教育支出の拡大
　　　年金改革

などが必要だとの見方を示した。

　また、中国の銀行業界を開放し競争環境を育てる一方で、銀行間の規制を改善するべきだとも話した。
　
　

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