欧州中央銀行（ＥＣＢ）の発表（28日）

　2007 年12月のユーロ圏マネーサプライ（通貨供給量）統計

　拡大Ｍ３（現金、要求払い預金、定期貯蓄性預金、投資信託の一部）は季節調整済みで

　　　　　前年同月比　＋ 11.5％

とエコノミスト予想（＋12.2％）を下回る伸び率となった。

　トリシェ総裁（ＥＣＢ）や政策委員会メンバーのウェーバー独連銀総裁は、マネーサプライの行き過ぎた伸びがインフレリスク上振れの一因であるため、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）による

　　　　　利下げに追随しない

ことを示唆した。

　12月の民間部門の融資は

　　　　　前年同月比　＋11.1％

となり、伸び率は11月から横ばいが続いた。

　10－12月の３カ月平均ではＭ３伸び率が

　　　　　＋12.1％

と11月までの３カ月平均の12％を上回った。
　　　

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