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2007/09/07 04:35
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クロズナー理事(FRB)の講演(6日) 要 件 サンフランシスコ連銀主催 アジア危機に関する会議 (発言概要) 住宅ローン市場で現在のような混乱状況が続けば、住宅需要を一段と弱め 経済全体にリスク を及ぼす可能性があるとの見解を示した。 FRBは金融市場の情勢も注意深く見守っている。特に実際の経済活動に広範な影響が出るかどうかが重要だと述べた。 ただ、金融市場での 流動性不足 がどのように経済成長に影響するかについては見解を示さなかった。 また、米連邦公開市場委員会(FOMC)が金融政策で対応するかどうかについても言及しなかった。 今回の金融市場の混乱は、幸運にも長年の好調な業績を背景に米市中銀行の自己資本が充実している時に起こった。 銀行と実業界が金融収縮時に世界中でどのように影響し合うかについて触れ、銀行に資金調達を依存している創業から日の浅い企業が金融危機の影響をより大きく受けると指摘した。 特に無形資産に依存する企業への影響が大きいと語った。 銀行がほとんどの金融システムで重要な役割を担っていることを考えると、安全で健全な金融システムを維持することは経済全体の健全性にもつながる。 金融業界で不安が高まっている際、強い監督姿勢が適度なリスク管理システムを確保し、特に米国の場合は消費者の保護につながるとの考えを明らかにした。 金融危機を防止あるいは緩和するには平時、緊急時にかかわらず常に鋭い分析や鋭敏な判断力、実務経験、市場機能に対する正確な理解が求められることを当局と市場参加者は銘記しておくべきだと述べた。 PR |
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