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# エネルギー問題
2006/11/19 09:23
 フレアティ財務相(カナダ)の発言(18 日)

  場  所  メルボルン(オーストラリア)
  要  件  20カ国財務相・中央銀行総裁会議(G20)出席
         記者会見での発言

(発言概要)
  カナダはエネルギー価格の統制やエネルギー産業の国有化を放棄した経緯がある。

 同相はエネルギー資産への民間投資の呼び込みに成功する方法について、同国の成功事例を強調することになろうと語った。(ロシアのガスブロムが絡んだサハリン2などの問題への牽制か)

 世界のエネルギー需要が高まるなかで、世界的な供給を確実にするための新たなエネルギー投資の必要性をG20各国が認識することになるとこ見通しを示した。

 一部の国営石油会社からも、投資の必要性を認識している傾向や兆候が見受けられるとし、この問題を足掛かりとして、原油やガスの価格形成に投資と市場がより関与を強めていくことに対する機運が生まれていると述べた。
 
 原油価格や天然ガスの価格が急落する流れの中で加ドルも売り込まれており、貿易収支が悪化しインフレ懸念が高まるカナダとしては貿易収支の悪化を防ぎ経済を発展させるためにエネルギー価格の底値維持と将来的な資源開発の道筋を確保しておきたいのであろう。
 

 

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