2010/02/22 21:35
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ジョージ・ソロス氏は、フィナンシャル・タイムズ(FT 英紙)への寄稿で、ユーロは政治統合ではなく 通貨統合を意図したもの だったが、ギリシャ危機でその欠点が浮き彫りになったと指摘した。 欧州連合(EU)加盟国が 政治統合に向け次の一歩 を踏み出さなければ、統一通貨が崩壊する恐れがあるとの認識を示した。 さらに、直近の欧州財務相会合はユーロ圏全体の金融的安定を維持するための決意を表明したものの、それに向けた制度が構築されていないと指摘した。 ギリシャ債借り換えに対する最良の解決策は、EU加盟国が償還債務の75%程度に相当するユーロ債を発行し、残りをギリシャが自らで調達することだと記した。 ただ、現時点では政治的に実現する可能性はないとし、その理由としてドイツが財政面で あまり慎重でない加盟国 の救済に消極的なことなどを挙げ、将来の危機対策としてはより踏み込んだ監視と制度的取り決めが必要だと結論付けている。 PR |
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