2010/03/23 05:15
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周小川総裁(中国人民銀行 中央銀行)の発言 場 所 カンクン(メキシコ) 通貨の価値について中国と米国が二国間で話し合うことは可能であり、政策決定は健全な経済分析と二国間の利益を考慮するべきだとし、通貨問題をめぐる雑音は好ましくないと続けた。 バスケット取引で人民元の価格が決まっており、米ドル資産を多く持っている中国としては対米ドルで人民元の価値が高くなれば事実上資産のマイナス要因となるため、自由化は難しいという立場になる。 ただ、難しいのは単に人民元の価値が高まれば輸入物価の低下のみならず、人民元パワーでアフリカや南米、豪州などで海外資源の買い漁りや企業の買収を繰り返すこととない資源の獲得競争が強まっていくこととなり、製造業を主体として雇用の確保と輸出力の強化などにより景気回復を図ろうとするオバマ政権にとっては逆風ともなりかねない。 また、米国債権への投資が細ることともなり価格の決定が難しい問題となるだろう。 PR |
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