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# 中国と先進国の間の不信感があらためて浮き彫り
2009/12/24 05:57
 ミリバンド(英国)エネルギー・気候変動相が中国が国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)の交渉を

   ハイジャック

したと批判していることに対して、中国政府は22日、英国が

   途上国間に亀裂を生じさせるための策略

だと非難したとの中国外務省の声明を新華社が報じた。
   
 なお、姜瑜・報道官(中国外務省)は声明で、ミリバンド気候変動相を名指しすることはしなかったものの英国のある政治家のコメントは明らかに政治的な策略であり、彼らの目的は

    先進国が負うべき責任

を途上国へ転嫁し、途上国間に確執を生じさせることだと強く批判した。
    
 ミリバンド気候変動相のコメントをめぐる対立が、この先のコペンハーゲン合意の具現化および法制化に向けた交渉に深刻な影響を与える可能性は低いが、今回の一件で、中国と先進国の間の不信感があらためて浮き彫りとなった。

 ミリバンド気候変動相は、21日、ガーディアン(英紙)に寄稿し、温暖化対策をめぐる踏み込んだ合意に向けたCOP15の交渉を妨害したとして

   中国、スーダン、ボリビア

やその他の中南米諸国を非難していた。 
 また、別の記事でも、COP15で幅広い支持を集めていた2050年までに温暖化ガスを50%削減するとの提案に対し、中国が

   拒否権を行使した

として同国を非難した。 

 CO2排出権市場における取引権の売買価格が急落したことも背景としてあるのかもしれないが、何でも商売の利権として販売を目論む欧州の姿勢が露になったようで、ISOなども域内への商品の流入を規制するという目論見と毎年ISOの認定更新の費用を取り立てるような基準とも別の見方をすれば考えられる。
 ISOはブランドや製品の品質に自信がない企業の拠り所ともいえるが...

  

 


   

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