NY時間帯、外国為替市場では円がユーロに対して下落した。

　米国議会が7000億ドルの金融安定化法案を可決するとの見通しを背景に株式相場が上昇した。

　低金利の円で資金を調達し、高金利通貨で運用するキャリー取引が活発化した。

　特に円はブラジル・レアル、メキシコ・ペソおよび米ドルに対して投資家がキャリー取引を再開するとの観測から円売りが加速した。

　コロンビア・ペソと南アフリカ・ランドは対米ドルで上昇した。

　政府と議会の当局者が一部修正した形での安定化法案で詰めに入ったことから、新興市場国資産の需要が高まった。
　　　

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