2014/09/08 06:06
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米国ニューオーリンズ連邦地裁のカール・バービエ判事は、4日、英国の大手石油会社BP が2010年にメキシコ湾で起こした米国史上最悪の原油流出事故をめぐる裁判で、BPの行為に重大な過失があったとの判断を下した。 これによりBPへの制裁金は数十億ドル増額される可能性がある。 流出事故の責任の所在をめぐり陪審なしで審理を開いた。事故では11人が死亡。流出は3カ月近く続き、5つの州の海岸を汚染した。 米国司法省の環境犯罪部門で責任者を務めたデービッド・ウールマン氏はBPは長い間、事故は軽度の過失によるものだと主張してきた。 しかし、バービエ判事はそれを「完全に退けた」と指摘した。 審理では沖合掘削請負会社の米国企業トランスオーシャン と油井関連サービスのハリバートン も対象となった。 ただ、同判事は原油流出に関してこの両社にBPと同程度に責任があるとは認定していない。 責任の割合について判事はBP67%、トランスオーシャン30%、ハリバートン3%とした。 BPはこれで最大180億ドル(約1兆9000億円)の制裁金を科される可能性がある。 ただ、同社は判断には全く納得できないとして上訴する方針を明らかにした。 奪われる日本の森―外資が水資源を狙っている PR |
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