2024/12/05 08:25
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米連邦準備制度理事会(FRB)の クーグラー理事 は3日、デトロイトでのイベント開催された講演によると、「経済は最大限の雇用確保と物価安定という2大目標に向けて近年大きく前進し、現在は良好な状態にあると私は見ている」と発言した。 「労働市場は堅調を維持し、インフレ率は、途中多少の起伏はあったものの、目標の2%に向けた持続可能な道筋をたどっているように見受けられる」と続けた。 一方、連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定にあらかじめ定まった道筋はないとも指摘した。 FOMCは9月と11月、2回の会合で利下げを実施した。 9月の会合では通常よりも大きい0.5ポイントの引き下げを決定した。 これらの利下げについてクーグラー理事は、「政策をより中立的な設定に移行させる過程にある中、それらの利下げ措置は抑制の排除に向けたステップだった」と説明した。 ここ数週間、複数の当局者が追加利下げに対して慎重なアプローチを支持する姿勢を示している。 これは、労働市場を巡る懸念の後退や不安定なインフレデータが背景にある。 FRBが重視するインフレ指標は、10月に前年同月比での伸びが加速した。 クーグラー理事は、10月のPCEコア価格指数の伸びについて、インフレ率が当局目標の2%にに向けて進んでいることと整合的だとの見解を示しつつ、「仕事はまだ終わっていない」と言明。特に住宅サービス分野のインフレは高止まりしていると指摘した。 「インフレ鈍化の面で達成した前進を台無しにしかねないリスクや負の供給ショックが到来しないか、私は注意深く監視していく」と説明し、「現在の政策設定は、2大責務の両面を追求する中でわれわれが直面する不確実性に対処する上で良い位置にあると、私は考えている」と続けた。 PR |
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