2024/11/15 07:42
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米国NBCニュースとCNNが13日、議会下院(定数435)選挙で共和党が多数派を維持する見通しとなったと報じた。 既に上院多数派を奪還した共和党はホワイトハウスと議会を全て掌握することになり、トランプ次期大統領が政策を推進しやすくなる体制が整った。 共和党は来年1月からの新議会で少なくとも下院の218議席を確保する見通し。 トランプ氏はワシントンのホテルで開かれた議員の会合で、「勝つのは良いことではないか。いつでも勝つのはナイスだ」と語った。 同党下院議員と会ったトランプ氏はジョンソン下院議長の留任に支持を表明した。 共和党の両院支配により、2025年末にその多くが期限を迎える「トランプ減税」を巡る議論で民主党がトランプ氏の影響力を制限する見込みは大幅に後退した。 トランプ氏は1期目に成立させた減税措置の延長と、新たな減税公約の実現を目指している。 また、移民に関する規制措置の法制化や、金融・エネルギー業界の規制緩和推進にも弾みが付く見込みだ。 一方、トランプ次期政権下では財政赤字や政府債務の削減は優先されない見通し。 共和党の議会支配により、民主党がトランプ氏の行動を巡り議会調査を実施する可能性もなくなった。 外交政策ではウクライナ支援の継続が一段と危ぶまれる情勢となった。 下院共和党議員の多くはウクライナへの追加軍事支援に反対している。 ただ、共和党は薄氷の下院多数派維持となる見込みで、党内対立があれば統一行動が阻まれる可能性がトランプ氏の懸念ではある。 PR |
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