シティグループは、過去３年で35億ドル（約3770億円）の収入を生んできたクレジットカード・ローンの証券化事業で少なくとも2005年以来で初の損失を計上した。
　
　シティの届け出（１日付）によると、クレジットカード・ローンで08年４－６月（第２四半期）にローン債権の証券化事業で案件の減少や保有資産の評価損90億ドルが響き

　　　　　１億7600 万ドルの損失

を計上した。

　届け出によれば、シティは世界で約2020億ドル相当のクレジットカード・ローンを手掛け、債権のうち

　　　　　約1110億ドル

は証券化して投資家に販売している。

　証券化した債権の延滞は６月末時点で、昨年末に比べ16％増の21億6000万ドルだった。
　

　同届出では他行のバンク・オブ・アメリカ（ＢＯＡ）は３月末時点に証券化されたカードローン債権を約29億ドル保有している。
　また、ＪＰモルガン・チェースは約29 億ドルの劣後債権を保有していた。
　　
　　　

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