2013/09/19 05:46
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イングランド銀行(BOE 英中央銀行)は9月の 金融政策委員会(MPC) で、金融政策の現状維持を全会一致で決めたことが18日公表された議事録で明らかになった。 景気見通しの改善に伴い、一段の刺激策は必要ないとメンバー全員が判断した。 資産購入枠 を3750億ポンド(約59兆円)で維持することには9対0で決めた。政策金利 を過去最低の0.5%に据え置くこともメンバー9人全員が支持した。 カーニー総裁率いるMPCは8月に フォワードガイダンス(時間軸政策) を導入し、失業率が7%に低下するまで政策金利を維持する方針を表明した。 なお、5-7月の失業率は7.7%だった。 8月の会合では一部メンバーが量的緩和を拡大する 「説得力ある根拠」 はあると指摘したものの、今月は 一段の刺激作の継続 が現状で適切だと判断したメンバーは誰もいなかったようだ。 BOEは英国内で景気回復が定着しつつある兆候は増したとの見解を示し、最近の経済データは8月公表の四半期報告にあった 景気の上振れリスク を示したと指摘した。 最新のスタッフ予測で7-9月(第3四半期)成長率を0.7%とし、8月時点予想の0.5%から引き上げている。 ポンドは議事録発表後、ドルに対する上げ幅を拡大した。 ひとこと 欧州経済は危機を脱しつつあることが議事録からの予想でも感じられる。 シリア問題への解決の糸口が軍事的な拡大でなければ石油供給には支障とならず問題は少ない。 ↓ 参考になったらクリックお願いします。 人気ブログランキングへ PR |
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