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# 総合商社6社の2012年4-9月期連結決算
2012/11/02 20:41
 総合商社6社の2012年4-9月期連結決算が出そろった。
 
 
  
 
 
 業績拡大を支えてきた資源価格が鉄鋼原料の石炭、鉄鉱石を中心に大きく下落した。
 
 鉄鉱石や石炭の価格が大幅に想定を下回ったため
   資源分野
が収益に占める比率の高い三菱商事 や三井物産 など5社が減益となった。
 
   ・ 実は世界No.1の日本経済
 
 
 一方、非資源分野の比率の高い丸紅 は増益を確保した。
 
 三井物産の決算では4-9月期の連結純利益は
   1683億円(前年同期比-26%)
だった。
 強みの鉄鉱石事業で価格下落が響いた。
 
   ・ 忍び寄る最悪危機 いますぐ アメリカ発の金融大崩壊に備えよ
 
 
 三菱商事の純利益は
   1904億円(同-23%)
だった。
 豪州での原料炭事業でストライキが長期化したことに加えて価格下落が要因のようだ。
 
 指標となる中国向けの鉄鉱石スポット価格 は昨年9月には
   1トン当たり180ドル超
の水準だったが、今年9月には半減の
   90ドル
を割り込む水準まで下落した。
 なお、足元は回復傾向にあるが120ドル台という。
 
   ・ 個人備蓄の時代 自衛自活の"要塞"を築け!
 
 
 世界最大の消費国である中国の経済成長の鈍化を背景に銅などの非鉄価格も下落している。
 
 13年3月期通期の純利益予想は三菱商事と三井物産、双日 の3社が期初予想を引き下げた。
 
 
 なお、鉄鉱石と石炭に力を入れている伊藤忠商事 も減益を見込んでいる。
 
 一方、鉄鋼原料関連収益の比率が相対的に小さい住友商事 と丸紅は期初予想を据え置き、2期連続での最高益更新を見込む。
  
 
 
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ひとこと
 資源開発計画等における生産段階の収益と投資資金の回収は齟齬が生じることがあるものの、景気回復期には大幅な利益が確保される。
 
 

  
 
 


  

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