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2008/12/08 06:26
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オバマ次期米国大統領が設立した会議で日本の審議会に似たもの 議長に「インフレファイター」とも呼ばれているポール・ボルカー元FRB議長、事務局長にはオバマ氏腹心で経済顧問オースタン・グールズビー・シカゴ大教授を起用した。 企業のトップや労働組合幹部、学界の代表など全米のあらゆる経済セクターから有識者を集め 政権外から国民目線 で政策を提言するという。 2012年再選戦略の一翼を担う重大な役割が使命としてあるようで、1つは、ロビイスト政治に代わる 透明性の高い政策決定プロセス の確立で、2つ目が 変革」を掲げて国民に約束した公約の実現 であると見られる。 この諮問会議は日本の審議会のような枠組みであり、ボルカー議長が大統領の名代として 国民の代表に個々の経済課題 を諮問するという形式をとるもので、主にサマーズ、ガイトナー両氏が短期的な経済政策の企画立案・執行を担うのに対し、ボルカー氏の役割は中長期の経済戦略、すなわち 米国株式会社」の立て直し に向け、幅広い視点からの助言が期待されている。 選挙スローガンの柱であった、特定の利益団体が支配するロビイスト政治の打破があった。これに代わり、世論を政策に直接反映させる仕組みが諮問会議という仕組みのようだ。 これまで一筋縄ではないかない、議会に対抗する狙いも裏にはあるようで、一握りの官僚や側近のアイデアではなく、国民の声に裏打ちされた大統領の政策に真正面から反対することは2年乃至4年という定期的な選挙を勝ち抜くことが難しくなる。 利害関係者の対立軸を際出させ煽るのではなく、オープンな場所での話し合いを進めることにより妥協点を探っていく方式に変化するもので2者択一を迫って来た之までの米国のあらゆる行動が変化するきっかけになるかもしれない。 PR |
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