米国連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）の発表（14日）

　地区連銀経済報告（ベージュブック）によると、米国経済はすべての地区で

　　　　　過去１カ月間に一段と悪化

し、金融機関の貸し渋りと個人消費の不振による打撃で景気後退が鮮明化しているようだ。

　ベージュブックにおいては大半の地区で広範にわたる産業活動の縮小あるいは鈍化がみられたと指摘、全般的な経済活動は引き続き、ほぼすべての地区で悪化していると記述している。

　民間エコノミストや金融当局が予想する1930 年代以降で最長の景気悪化シナリオに沿った内容となっており、今月27－28日の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）では、フェデラルファンド（ＦＦ）金利誘導目標がほぼゼロ水準で据え置かれ、信用凍結の緩和に向けてさらなる資産購入が検討されるとみられている。
　　　　

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