ドイツ銀行（ドイツの銀行最大手）は金融危機のなかで債券と株式のトレーディングで損失を出し08年10－12月（第４四半期）が

　　　約48億ユーロの赤字
　　　（前年同期　約10億ユーロの黒字）

となったと発表した。

　フランクフルト市場ではドイツ銀株が売られ一時13％安となった。
　第４四半期の赤字には金融保証会社（モノライン）関連の引当金とマネー・マーケット・ファンド（ＭＭＦ）への

　　　　相当規模の資金注入

のコストが反映されているという。

　今週、ドイツ銀がクレジット・デフォルト・スワップ（ＣＤＳ）で保証された証券関連で約10億ドル、株式トレーディングで５億ドルを失ったとの情報が市場に流れた。

　発表資料でヨゼフ・アッカーマン最高経営責任者（ＣＥＯ）は、市場混乱の影響が最も大きかったトレーディング戦略を縮小、または解消したとしている。
　08年通期は約39億ユーロの赤字。通期赤字は50年以上で初めてとなる。

　ドイツ銀は２月５日に第４四半期決算発表を予定しており、この日の発表では部門別の損益は明らかにしていない。
　　　

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