米国と欧州連合（ＥＵ）は12日、ウクライナ東部での親ロシア派民兵とウクライナ政府軍との軍事衝突をめぐりロシアへの制裁強化を発表した。

　

　米国はロシア最大の銀行であるスベルバンク にも制裁を拡大すると表明した。
　ＥＵの制裁リストには、石油会社ガスプロムネフチとロスネフチ 、パイプライン運営会社トランスネフチを含む15社と個人24人が追加された。

　

　ＥＵの行政執行機関である欧州委員会の
　　　バローゾ委員長
は12日にウクライナの首都キエフで、「われわれはロシアの懸念に耳を傾ける用意があるが、原理原則と価値観を捨てるつもりはない。自らの行動が代償を伴うことを示す明確なシグナルをロシアに送る必要がある」と語った。

　

　米国のオバマ大統領は　ロシアがウクライナ東部での和平を目指す
　　　「約束を完全に履行」
する場合は、米国の制裁縮小もあり得ると発言した。

　

　ロシアのプーチン大統領はタジキスタンの首都ドゥシャンベで記者団に対し、制裁への報復はひとまず控えると述べた。
　
　
　
　
　

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