欧州中央銀行（ＥＣＢ）のドラギ総裁は22日、カンザスシティー連銀がワイオミング州ジャクソンホールで主催したシンポジウムで行われた講演で、ＥＣＢには
　　　追加刺激策を講じる用意
があると述べ、各国政府にはユーロ圏経済を支援するためにさらなる行動を促した。

　
　政策スタンスをさらに調整する用意はできていると述べ、金融政策と並行して財政政策がもっと大きな役割を担うことが可能になれば、全体的な政策スタンスにとって助かるだろうと続けた。
　
　その余地はあると確信すると語った。


　
　また、経済の両側面で行動が必要だと主張した。
　つまり総需要の政策と並行して、国家の構造政策が求められると発言した。


　欧州の通貨統合が極めて重大であることを忘れてはならないとも述べた。


　

　さらに、すでに講じた措置が需要を押し上げると「確信する」ととの見解を示した。
　ただ、一方では、金融政策の効果が低下する
　　　「現実のリスク」
は依然としてあると警告した。

　


　これまでにも、「必要となれば」さらなる行動を起こすと言明してきた。
　
　今回の講演ではその文言は使わなかった。



　次のＥＣＢ政策委員会は９月４日、フランクフルトで開催されることが予定されている。

　

　　　　
　
　
　
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