ノーベル経済学賞受賞者のジョゼフ・スティグリッツ教授（コロンビア大学　米）は、ニューハンプシャー州ブレトンウッズでブルームバーグのインタビュにおいて
　　　　米国の債務
に反映されている貿易不均衡を是正するため、世界経済には
　　　　新たな国際準備通貨
が必要だとの考えを示した。

　準備通貨としての米ドルに代わり
　　　　米国の信用の質の悪化
を防ぐには、世界的なシステムが必要だと述べた。
　米ドルは先週、ユーロに対し約１年３カ月ぶり安値に下落している。
　
　１月の米貿易赤字は市場予想以上に拡大し、７カ月ぶり高水準となった。

同教授はで、「単一の準備通貨国である負担がなくなれば、貿易赤字になる必要はなくなる」と指摘した。

　　米国は財政赤字を賄うために
　　　　海外の投資家と政府
に債券を売却し、そうした国々では米ドル準備が増加している。
　国際通貨基金（ＩＭＦ）のデータによれば、海外勢が保有する米ドル準備高は昨年10－12月（第４四半期）に３兆1400億ドルに増加した。

　　　

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