フランスの銀行クレディ・アグリコルは、資本強化を目指し保有する40行近くの地域銀行の株式を売却する方針を明らかにした。

　これにより「財務の柔軟性」が増し、早ければ2016年度の現金配当実施も可能になる。

　この事情に詳しい関係者が匿名を条件に18日遅く、メディアの取材において株式の売却額は約170億ユーロ（約２兆1800億円）となる可能性があると述べた。　
　
　なお、いまのところ売却する銀行持ち分の価格は未定で、計画の実施には監督当局との協議が必要だと付け加えた。

　
　クレディ・アグリコルが保有している各地域銀行の25％株を各行が買い戻す計画とのこと。
　
　
　買い戻しに必要な資金の大部分はクレディ・アグリコルが提供する見通しだが、同行がすぐ手にできるのは170億ユーロを下回る額になるという。
　
　

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