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# 北朝鮮が75日ぶりミサイル発射、米韓軍は4日から230機参加の大規模空中演習
2017/12/04 06:24

 北朝鮮が11月29日、中国の共産党大会が終了したこともあるのだろう75日ぶりに
   大陸間弾道ミサイル
を発射した。
 このミサイルの性能は米国本土が射程に入る大陸間弾道弾(ICBM)とされている。
 
 
 米国と韓国は4日から
   ステルス戦闘機
を含む約230機が参加する
   予防的先制攻撃
の布陣ともみられる大規模な合同空中演習を予定しており朝鮮半島情勢は一段ときな臭くなってきた。

 
 北朝鮮の朝鮮中央テレビは打ち上げから約9時間後
   「重大報道」
として、新型のICBM「火星15」の発射に成功したとの政府声明を伝えた。
 
 この報道では「米全土を攻撃でき、超大型重量級の核弾頭装着が可能」と誇示してみせた。
 
 現地指導した朝鮮労働党の委員長
   金正恩
は「核武力完成の歴史的大業、ミサイル強国の偉業が実現した」と宣言したという。

 
 韓国軍などによると、ミサイルは高角度で発射して飛距離を抑える
   ロフテッド軌道
で打ち上げられ、過去最も高い約4500キロまで上昇して約960キロ飛行した。
 
 53分後に日本海の青森県西方約250キロの
   日本の排他的経済水域(EEZ)内
に落下した。
 
 このミサイルを通常の角度で発射した場合、射程は約1万3000キロと推定され、ワシントンやニューヨークなど米東海岸にも届くことを意味する。
 
 そのため、北朝鮮のミサイルの性能向上を意味しており米本土攻撃がますます現実味を帯びた。

 
 米韓両軍は航空機約230機が参加する
   大規模合同空中演習「ビジラント・エース」
を4〜8日に実施する。
 
 米軍は空軍と海軍、海兵隊から約1万2000人の兵力を投入する方針。
 
 米空軍の最新鋭ステルス戦闘機F22を6機、F35Aを3、4 機派遣するという。
 
 6機のF22が一度に朝鮮半島に展開するのは初めて。
 なお、F22とF35Aなどは沖縄・嘉手納基地など在日米軍基地から発進する。

 
 韓国メディアによると、在韓米空軍司令部は米韓両軍の航空機約230機が参加する
   大規模合同空中演習「ビジラント・エース」
が4〜8日に実施されることについて
   実戦的な空中戦訓練
で、米韓の相互運用能力や戦闘効率性を高めるための訓練とだけ説明した。
 
 この詳細を明らかにしていないが
   精密打撃兵器
を利用して北朝鮮の指導部や核・ミサイル施設を攻撃する演習が含まれるとされている。
 
 過去に例のない規模の合同空中演習は北朝鮮に対する大きな軍事的圧力になりそうだ。

 

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