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# 共和党のスキャンダルで逆風
2006/10/04 05:33
 ワシントン・ポスト(WP)紙の報道(3日)

 共和党ストラテジストの見解として、マーク・フォーリー米下院議員(フロリダ州)と米下院の雑用係の少年とのスキャンダルを受け、中間選挙で共和党が票を失う可能性が高いと報じた。


 米下院の共和党指導部はフォーリー氏に対し、引退を要請した。

 共和党内では、スキャンダルを受け支持基盤であるキリスト教保守派の支持を失ない、かつ世論の嫌悪感から浮動票も獲得できなくなるとの懸念が広がっている。

 既に怒りは共和党内で沸点に達し、デニス・ハスタート米上院議長の辞任を訴える声まで挙がる状況だ。

 現在
 米上院で共和党が55議席、民主党が44議席を有する。
 米下院では共和党が232議席、民主党が202議席。

 米下院で民主党が過半数を奪うには、15 議席を獲得する計算となる。

 共和党ストラテジストの試算では、15のうち既に3分の1を失う可能性が高いと分析している。

 11月7日の中間選挙を控え、共和党は支持率を伸ばせずにいた。


 直近のニューヨーク・タイムズ(NYT)紙の世論調査

 米上下院で共和党が過半数を有する米議会への支持率は25%と、94年以来の低水準を記録している。
 NYT紙が民主党寄りということもあるが、94年というのは共和党が民主党から米上下院で過半数の議席を奪った時期にあたる。
 少なくとも世論調査の結果は、米下院での逆転劇の可能性を示唆しているようだ。
 
 

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