フランスの広告大手ピュブリシス・グループは、時価総額が19億ドル(約2250億円)に上る韓国サムスン・グループの広告子会社
第一企画
の株式約30%取得を検討していると、この事情に詳しい関係者がメディアの取材で明らかにした。
なお、情報が非公開であることを理由に匿名を希望したもの。
これが実現すればピュブリシスは第一企画の筆頭株主となる。
ただ、その場合でもサム スン側は第一企画のかなりの株式を継続保有する見通し。
ピュブリシスは第一企画が引き続きサムスン・グループの広告を確実に請け負えるような形で取引したいもよう。
2014年5月に米国の同業
オムニコム
との合併計画が 頓挫したピュブリシスは、世界最大の広告主である米国の
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)
や仏ロレアルの北米契約の大半を最近失うなど、苦戦が続いて いる。
ただ、ピュブリシスの検討がまだ初期段階で、正式な提案に至らない可能性もあると語った。
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