世界で最も人口の多い中国の指導部は
　　　国民を十分に養える農地の確保
に本気で取り組み始めている。

　習近平国家主席は政府のウェブサイトに先月掲載された声明で、中国における食糧生産のための耕地は中国の最も貴重な資産だと述べ、パンダを保護するのと同じように守っていかなくてはならないと続けた。
　
　

　世界銀行の試算によると、中国では高い経済成長に伴い、過去10年間に耕地が６％減少した。
　
　
　地方政府が歳入拡大を目指し、不動産開発業者に家族経営の農場から土地を買い取るよう奨励したこともこうした傾向の加速につながった。
　
　
　中国の中央政府は農地削減といったトレンドを反転させようとしている。


　習主席は土地の所有や使用、受益、移転など農家が享受できる不動産の権利を増やすと表明した。　


　なお、移転後に農地以外に転用されている土地などの問題に特に注意が向けられるべきだと述べた。
　

　
　

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