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# ロシア、クリミアで米欧に譲らず ウクライナは「漁夫の利」
2014/03/06 05:28
ロシアはウクライナ南部クリミアへの関与を弱めるよう求める米欧の声を無視し、ウクライナの暫定政権によるクリミア統治を否定した。
 
 
 ウクライナの国境警備隊はロシア軍から6回の攻撃を受けたと種痘して、クリミア半島に入る道路にチェックポイントを設置したほか、ロシアとの国境の警備を強化した。
 
 
 欧州連合(EU)は大統領を追放した暫定政権にデフォルト(債務不履行)回避のため
   16億ユーロ(約2250億円)規模
の緊急支援を実施する方針を表明した。

 
 ロシアのラブロフ外相は、クリミアはもはや米欧が支持するキエフの政権の下にはなく、クリミアの
   武装「自警団」
の支配下にあると発言した。
  
 ケリー国務長官はウクライナの統一を維持する
   「非常に明瞭な法的義務」
に反することがないよう、ロシアに警告した。
 
 なお、5日午前の米英にウクライナを加えた外相会談にラブロフ外相は参加しなかった。
 
 ロシアが参加しなかった午前の会合後に米・英・ウクライナは共同声明で、ロシアの不参加は「極めて遺憾」と主張した。

 
 欧州安全保障協力機構(OSCE)は
   ウクライナ監視団
として、18カ国から35人の軍事要員を非武装で派遣した。
 なお、ロシアもOSCEに加盟しているが監視団には参加していない。
 
 
 

 ラブロフ外相とケリー国務長官は5日夕にパリで、ロシア軍がクリミアを事実上掌握してから初めての対話の場を持つ。
 
 
   
 
ひとこと
 クリミア自治共和国の大多数がロシア系の住民であり、ウクライナの西部などとは異なっている。
 また、東部にも多くのロシア人や少数民族がおり、民族が入り乱れて居住しているところも多い。
 
 ただ、民族主義的な武装集団はウクライナ人にもあり、ユーゴスラビアで起きたような民族浄化の武装闘争が激化して分裂していく危険は常にある。

 単純な話ではないため、対応は難しいだろう。

 ただ、経済危機にあるウクライナが過去何度もロシアに支援を求めていたが、今回の危機で欧州から資金の提供を受けることが可能となり、強かな面をうかがわせるのものだ。

 
 
  
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