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# ハゲタカファンドのリスクヘッジ?
2017/12/02 06:07
 
 世界各国の低金利で運用難が続くなか、運用の高度化を図る日本の
   生保業界
では海外の資産運用会社との提携を進めており、第一生命保険がジャナス・ヘンダーソン・グローバル・インベスターズに出資している。
 
 このほか、明治安田生命が英資産運用2位のリーガル・アンド・ゼネラル・インベストメント・マネジメントと業務提携している。


 
 日本生命保険は2015年3月に、10年間で海外保険事業やアセットマネジメント事業で
   最大1兆5000億円
の投資が必要との考えを示してる。

 その一環として日本生命保険は米資産運用会社
   TCWグループ
の持ち分24.75%を投資会社
   カーライルグループ
から取得すると正式に発表した。

 なお、この事情に詳しい関係者によれば、取得金額は550億円程度という。

  
 日本生命保険はすでに豪ナショナル・オーストラリア銀行からMLC生命を買収したほか、印リライアンス・グループ傘下の資産運用会社に追加出資するなど成長に向けた投資を進めている。

 TCWは1971年にロサンゼルスで創業し
   米国債券の運用
に強く、運用資産の8割以上が米国債券という。
 
 13年2月にはカーライルが運用するファンドが仏
   ソシエテ・ジェネラル
から持ち分を取得していた。
 
 今回、日生にリスクヘッジとして持ち分の一部を売却するのに伴い、カーライルは31.18%、TCWの経営陣・従業員は44.07%の持ち分を保有することになる。
 
 
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