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# ディッシュ スプリントの買収をほぼ断念?
2013/06/24 05:01
 ソフトバンクと米国の衛星テレビ会社の
   ディッシュ ・ネットワーク
はいずれも、米国の
   携帯電話サービス市場参入
を目指して携帯電話3位の
   スプリント・ネクステル
の買収に乗り出していたがディッシュが21日、買収を断念したことを明らかにした。
 
 これにより、ソフトバンクによる買収合戦勝利がほぼ確定したようだ。
 
 
 なお、ディッシュは当局への届け出では、買収断念の理由は説明せずに買収に向けて5月に発行した
   26億ドル(約2540億円)相当
の社債を償還する計画を示した。
 
 
 スプリントは6月、ソフトバンクが
   216億ドル相当
に増額した買収案を支持し、ディッシュ案を退けていた。
 
 
 ディッシュは期限の18日までに新提案を行わず、無線通信会社
   クリアワイヤ
の買収に集中して取り組むと表明していた。
 
  
 スプリントは
   クリアワイヤ株の半分強
を保有しており、ソフトバンクの働きかけを受け、昨年12月から未保有株の取得に動いている。
 
 
 なお、スプリントは20日、クリアワイヤへの買収提示額を1株当たり5ドルに引き上げた。
 これはディッシュの最新提案を14%上回る。
 
 
 これまでに ソフトバンクは
   スプリント買収
に必要な当局からの承認4件のうち3件を既に得ており、米連邦通信委員会(FCC)による審査は順調だと孫正義社長が21日の株主総会で述べた。
 
 
 買収完了後は同社長がスプリントの会長となり、米国事業責任者の
   ロン・フィッシャー氏
が副会長に就任する方針も示した。
 
 
 

ひとこと
 クリアワイヤの株主は7月8日にスプリントの最新案について採決するが、スプリントが過半数株を確保している状況でクリアワイヤの少数株主が反対しても状況に変化はなく勝敗は明らかだ。
 
 ただ、ディッシュがクリアワイヤに新しい買収案を提示し、ソフトバンクが携帯以外の分野を切り売り整理していく方法で資産価値を高めることも有効となるだろう。資産の現金化も重要であり、ディッシュがこれまでに市場から買い入れたクリアワイヤやスプリントの株式の行方が気になるところ。

 

 

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