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# 独立審査会が悪影響指摘  世銀は「ビジネス環境」番付け廃止を
2013/06/25 06:12
 世界銀行の報告書
   「ビジネス環境の現状」
は政府に好ましくない影響を与えるとして、これをやめるべきだとの見解が
   独立審査会
から出された。
 
 同報告書は世銀が毎年発表しているビジネス環境の良さを国別ランキングで表したもの。
 
 
 なお、同審査会を率いる
   トレバー・マニュエル氏(元南アフリカ財務相)
では24日、ロンドンで記者団に対し、「ビジネス環境の現状」報告書は新たな名前を付けて、異なる方法でまとめるべきだと述べた。 世銀のキム総裁は同報告書の発表を継続する意向を表明している。
 
 この報告書の内容について一部の非営利団体からは批判の声が上がっており、インドなど政府からも反対意見が出ていると言う。
 
 キム総裁はデータや調査方法、ランキングの改善を図るようスタッフに指示することを約束したことを明らかにした。
 
 
 オーストリアの税法研究機関に務める
   ジェフリー・オーウェンズ氏
は一部の国ではランキングを上げるために政策が決定されていると指摘した。
 
 
 

ひとこと
  経済指標等をコントロールできる勢力ともなっている世界規模の資源会社が資源国の政治をコントロールして消費国における政策をゆがめることも可能な状況は問題が多い。商品市場への資金流入で莫大な利益が生まれているが、こうした利益は資源の生産国でも消費国でもない国際資本の懐に多くが収まってしまっている。

 

 

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