2013/05/07 05:26
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オンライン科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」で、1日、テレビゲームをすることで 記憶力 論理的思考 視覚処理 といった脳の機能の衰退を防いだり、回復させたりすることが可能だとの研究結果をまとめたアイオワ大学(University of Iowa)の公衆衛生の専門家、フレドリック・ウォリンスキー(Fredric Wolinsky)教授の研究チームの研究論文が発表された。 50歳以上の数百人を対象にした実験の結果で、テレビゲームにより認知機能が改善し、加齢に伴い衰える各種能力が最大で7歳近く若返ることが分かったという。 この研究では人が加齢に伴い脳の「実行機能」を失う原因を突き止めるべく実験を行った。 実行機能は、記憶や注意、認知、問題解決の能力に必要とされる。 チームは、アイオワ(Iowa)州在住の概して健康な被験者681人を集め、4つのグループに分け、各グループを、50~64歳と65歳以上の2グループに分類した。 4グループのうちの1つには電子版のクロスワードパズルを、その他の3グループには「ロード・ツアー(Road Tour)」というテレビゲームをしてもらった。 このゲームは、わずかな間だけ表示される車や道路標識の種類を覚え、次の画面で表示される選択肢の中からこの2つを当てるもの。 新たなレベルに進むためには、4回中3回で正解しなければならないがレベルが進むにつれ速度は増し、注意をそらすものが多く登場するようになるようにした。 この実験で行ったゲーム開始時点での処理速度が速い人も遅い人も、訓練により約70%速く作業を行えるようになった。 また、自宅または大学の研究室で少なくとも10時間 ゲームをしたグループの認知能力は、1年後の再測定で少なくとも3歳若返り、14時間ゲームをしたグループでは4歳若返っていたという。 ひとこと 脳の活動をテレビゲームをさせることで強制的に活発化させるのだろう。 ただ、興味などがなければゲーム自体を行わず参加する前向きな意欲がなければならないのはいうまでもない。 ↓ 参考になったらクリックお願いします。 人気ブログランキングへ PR |
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