2010/07/20 05:28
|
サハリン2 (Сахалин-2) サハリン州樺太(サハリン島)北東部沿岸に存在する石油および天然ガス鉱区で進行中の開発プロジェクトの名称である。 1991年にソビエト連邦政府は樺太北東部沖の 2鉱床(ピルトン・アストフスコエおよびルンスコエ鉱区) の開発を国際入札を用いることを発表した。 1994 年にロイヤル・ダッチ・シェルと三井物産、三菱商事の三者が合同で サハリン・エナジー・インベストメント を設立し、ロシア政府と生産物分与協定(PSA)を締結した。 サハリン・エナジーへの出資比率は英蘭シェルが55%、三井物産25%、三菱商事20%であり、開発にかかる総費用は当初約200億ドルと見積もられた。 1999年には第1フェーズ原油生産が行われ、さらに2001年に全体開発計画がロシア政府によって承認された。 2006年9 月、ロシア政府は環境アセスメントの不備を指摘し、突然 開発の中止命令 を発出、環境破壊に対しては損害賠償を請求するとも報じられた。 ロシアガスプロムがサハリンエナジーの株式の50%+1株を取得し、英蘭シェルが55%から27.5%-1株に、三井物産25%から12.5%、三菱商事20%から10%に減少となった。 2007 年4月、ロシア・天然資源省はサハリンエナジーの環境是正計画を承認した。 2008 年中の本格稼働を目指し、最終的には日量18万バレルの原油生産、天然ガス産出量はLNG換算で年間960万トンを見込んでいた。 2009年2月18日、日露両首脳が出席する中、サハリン2の稼動式典が行われた。 ↓ 参考になったらクリックお願いします。 人気ブログランキングへ PR |
CATEGORY [ 今日の知識、情報 ]
|
忍者ブログ [PR] |