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# コカ・コーラ
2010/08/29 11:22
コカ・コーラ
  (Coca-Cola)
 ザ コカ・コーラ カンパニーが製造販売するコーラの名称
 別 称、コーク (Coke)
 19世紀末期のアメリカでは、医者不足から
    代替医療として自然療法や万能薬
という胡散臭い薬が広く庶民に多く受け入れられ、自然療法医や薬剤師は自らの治療法や薬剤の売り込みに躍起になっていた。

 1867年に人工的な炭酸水の製造法が発明されると、当時は何らかの効能があると思われていた炭酸水を客の注文に応じて調合して飲ませる
    ソーダ・ファウンテン
が薬局に併設されるようになった。 

 自然療法家の一人に、ジョージア州アトランタを拠点に活動する
    ジョン・S・ペンバートン (John S. Pemberton)
がおり、南北戦争で負傷したペンバートンはモルヒネ中毒になっており、中毒を治すものとして当初注目され始めたコカインを使った薬用酒の開発を思いついた。
 ペンバートンは、ワインにコカインとコーラのエキスを調合した
    フレンチ・ワイン・コカ
を精力増強や頭痛の緩和に効果のある薬用酒として1885年から売り出した。

 フレンチ・ワイン・コカは
    ドープ(dope=麻薬)
と言う渾名で人気を博したが、やがてコカインの中毒が問題となり、禁酒運動の席巻によりフレンチ・ワイン・コカが売れなくなる恐れが出てきことからワインに代えて炭酸水の風味付けのシロップとして売り出し、ペンバートンのビジネスに参加した印刷業者の
    フランク・M・ロビンソン
によってコカ・コーラと名づけられたコーラが1886年5月8日に発売された。
 
 ハービー・ワシントン・ワイリー率いるアメリカ食品医薬品局(FDAは、コカ・コーラに含まれているカフェインの毒性やボトリング工場の衛生の悪さを問題視し、1909年に原液を押収した上で裁判に訴えている。
 
 FDAとの紛争に決着がつき、第一次世界大戦下の砂糖相場の乱高下を乗り切ったが、1919年に投資家のアーネスト・ウッドラフがキャンドラーにコカ・コーラ社の企業買収をもちかけ、キャンドラーは多額のキャピタルゲインを得て経営から手を引いた。
 
  

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