グリーンスパン前米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長の回想録

　米国政府は、経営難に陥っている金融機関の資産を売却するために、整理信託公社（ＲＴＣ）と類似の組織を設立し、納税者の負担を抑制すべきだとの見解を明らかにした。

　ＲＴＣは1989年に、貯蓄貸付組合（Ｓ＆Ｌ）の経営危機に対応するために創設され、破綻した５５４の金融機関の資産を処分した。

　グリーンスパン氏は回想録「波乱の時代」のペーパーバック版の結びで、「ＲＴＣと同様に、公的負担を最小限に抑制することは可能だ」と指摘した。
　このペーパーバック版は来月発売の予定で、抜粋が８日配布された。
　　　

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