米国発の金融危機で2008年９月起債のダイムラー債（435億円）以来、途絶えていたサムライ債の発行が再開し、ウエストパック銀行（豪）が豪政府保証の円建て外債（サムライ債）

　　　　　総額2013億円の発行条件

を決定し、同日、募集を開始した。

　1970年12月にアジア開発銀行がサムライ債の第１号を発行して以来、39 年のサムライ債史上で民間企業の政府保証債はこれが初めてのこと。

　共同主幹事３社は、計230件を超える全業態の機関投資家から強い需要があったとコメントした。
　発行体のカート･ズーバー財務部長が来日して投資家に説明を行うなどＩＲ活動に力を入れたという。

　豪政府の保証とあって、スプレッドの水準は同行が昨年８月起債時よりも大幅に縮小し、３年債ではスワップ＋88bpから48bp、５年債ではスワップ＋106bpから36bpであった。

　

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