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# のこぎり商い
2011/06/25 17:46
 鋸は押すと引くとを交互にして使うことから商売でどちらに転んでも利益を得るような商売の巧みなことを言う。
 江戸時代の近江商人の商いで、進んでも退いても利を得る商売や両方の相手から利益を得る商売をいう。
 もともと近江(琵琶湖畔)の商人は、戦国時代以前から京と地方の物と人が流れる道筋の交差する位置に当たり、地元の特産品を担いで全国へ売りにゆき、売上金で行った先の特産品を仕入れて戻り、 地元で売りさばく仕組みを作りやすかった。
 あるいは行った先で仕入れたものを別のところへ売りに行き、そこで仕入れたものを持って戻るため、常にお金でも、商品でもどちらでも利益を増やそうとする商いのこと。
 
   

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