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# スターリンの赤軍粛清―統帥部全滅の謎を追う
2013/12/31 08:23
1937から38年までに赤軍内で吹き荒れた大粛清は、1937年6月、ソ連の国内戦の英雄で、赤軍最高の頭脳であった
   トゥハチェフスキー元帥(国防人民委員代理)
を始めとする赤軍最高幹部8名が、スパイ容疑で突如逮捕され、7名(1名は逮捕直前に自殺)が6月11日の秘密軍法会議で有罪判決を受け、控訴なしでモスクワのルビヤンカ刑務所で即刻銃殺されたことに始まる。
 大粛清が起こった背景として、そもそも赤軍は、帝政ロシア軍を母胎として、スターリンの政敵である
   トロツキー
が 創設した軍であり、スターリンにはいつ自分を裏切るかという猜疑心よりも恐怖心が赤軍に対して常にあった。また、スターリンは第一次世界大戦直後の 1919年に起こったソ連・ポーランド戦争において、南西方面軍軍事委員としてワルシャワ前面のトゥハチェフスキーにブジョンヌイの第1騎兵軍を送らず敗 北させた責任を問われて革命軍事会議議員から罷免されたことを逆恨みしていたこともある。
 
 
 
  
 
・ スターリンの赤軍粛清―統帥部全滅の謎を追う
  
 

  
ひとこと
 スターリンという本来は国家の指導者になる器でも無い輩がその地位を確保したことがソ連にとっては不幸だった。反対者の口を閉じさせる暗殺やスパイ容疑等国家反逆罪で銃殺刑など恐怖政治や政策の失敗で2500万人以上の国民を死亡させた。
 
 愚かな指導者は国民を不幸に落とし込むだけであり、大衆迎合で成り上がった政治家も同じだ。 
  
  
  
           
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