米国のGM系金融会社のＧＭＡＣが４日発表した７－９月（第３四半期）決算は住宅ローンの債務不履行に絡む損失が影響し、継続事業ベースで６億7100万ドル（前年同期　25億ドル）の損失となった。

　ＧＭＡＣは過去９四半期のうち、８四半期で赤字決算を計上している。
　過去２度の政府支援で公的資金135億ドルの注入を受けており、先月、当局者と３度目の支援について協議したという。

　発表資料
　当期純損失は７億6700万ドルで米国政府が実施した自動車買い替え奨励策や米自動車メーカー、クライスラー・グループの顧客向けのローンの増加が寄与したことで、自動車ローン部門は黒字を確保、住宅ローン部門は赤字となった。
　住宅ローン部門の継続事業ベースの税引き前純損失は７億6700万ドル（前年同期　25億2000万ドル）だった。

　住宅金融子会社レジデンシャル・キャピタル（ＲｅｓＣａｐ）は６億4900万ドルの赤字（前年同期　19億1000万ドルの赤字）に縮小した。
　自動車ローン部門の継続事業ベースの税引き前利益は３億9500万ドル（前年同期　３億7900万ドルの赤字）だった。

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