キャタピラー（建設機械最大手　米）のジム・オーウェンズ会長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）が31日、北京で記者団に語ったところによれば、同社は鉄鋼の値上がりを理由に、年央までに世界規模で製品価格を引き上げる可能性があるようだ。

　キャタピラーは今年すでに世界規模で平均２％の値上げを発表しているが、これに追加して、さらなる値上げとなる見通しを示した。

　ただし、日本市場での価格は競合するコマツに合わせるという。

　コマツは先月、３月１日から最大10％の値上げを実施することを明らかにした。

　オーウェンズ会長兼ＣＥＯは、市場の観測通りに鉄鋼価格が上昇した場合、10－12月期に入るまでに原材料価格に大きな影響を及ぼすことになると語り、当社は原材料価格の上昇を見込み、年央ごろに製品価格を調整する必要があるかどうかを検討すると語った。
　　　

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