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# 資金調達逼迫に直面
2010/06/15 05:48
 ソブリン債危機で評価損計上のリスクを負う欧州の銀行は、保有するギリシャやポルトガル、スペインの債券の価値が下落するとの懸念から
  ・業績悪化
  ・融資抑制
  ・地域経済の回復阻害
につながる資金調達逼迫に直面していると見られる。

 投資家は銀行債を敬遠していることから、銀行債の発行は5月に2008年のリーマン・ブラザーズ・ホールディングス破綻以来の低水準となり、国債に対する上乗せ利回り幅は年初来最大となった。

 銀行同士が貸し渋り、欧州中央銀行(ECB)への預金が過去最大規模に膨らんでいる。

 嘗て、日本の金融機関がバブル崩壊後に世界各国の投資家から敬遠された状態が再現されている感じだ。日本の企業資産が海外のハゲタカの餌食になって資産を奪われていったと同様の状態になりつつあるようであり、逆に、リスクはあるものの日本にとっては奪われた資産を取り戻す好機ともいえる。
 
 融資の際の優先株式の取得など好条件をつけることも可能と考えるが、タイミングが難しく交渉能力が要求される。
 
  
  

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