昨夜の福田康夫首相の辞意表明を受け、東京市場では解散・総選挙が近いとの観測が一気に高まった。

　次期首相には景気てこ入れを狙う財政出動に積極的な麻生太郎自民党幹事長が有力視されている。

　この見方から株高・債券安（金利上昇）が進むとして買いが膨らんだ。
　ただ、総選挙後も自民・公明両党による連立政権が続くか疑問視する声も高く、先行き不透明感は根強い。

　円相場では、グスタフの影響から辞意表明が起きた時間帯には売りが止まったものの反発はなく、これまでの短命政権が２代続いた政治的な不安定さがこの先円売り材料となる公算がある。
　　　

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