豪ドルの上昇基調が鈍化しつつあるとの認識が多くのアナリストに見られ始めた。

　豪株の指標、ＡＳＸ200指数が今月に２年半ぶり安値を付けており、これまで上昇傾向を示した商品指数のロイター・ジェフリーズＣＲＢ指数も２日に過去最高値を付けてから 13％下落したことなど外部環境に変化の兆しが出始めた。

　豪経済の最も好調な時期が過ぎた可能性が出てきており、豪州への資金流入が細りつつあることなども要因として挙げられる。

　豪州経済はオーストラリア準備銀行が政策金利を３月に12年ぶり高水準の7.25％へ引き上げたこともあり、減速している。　
　　　

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